私たちがDINKSな理由 将来子供が欲しい男性はぜひ読んで
実はこの話、私自身話すつもりはあまりありませんでした。 だって、いつ振り返っても辛い想い出。
別に掘り起こさなくても良いかもしれないけど、きっと誰かのためになると思い書いています。
- 将来、子供が欲しいと考えている男性
- 旦那が不妊治療に協力的ではない
- 不妊治療を考えている
- いま、結婚を考えている
DINKsに至るまで
私たちがDINKsとして生きていくという決意するまで起こったことです。
共働きで子供を意識的に作らない、持たない夫婦、またその生活観のことを指すアクロニム。 Double Income No Kids(2収入、子供なし)の頭文字などを並べたもの。 Dinkyともいう
有名な芸能人では、「唐沢寿明・山口智子」夫妻ですね
私たちは初めからDINKsを目指していたわけではなく、結果的にDINKsになりました。
あえて、DINKs家庭といわなくてもいいかもしれませんが、「子供まだなの?」「子供嫌いなの?」って聞かれるのが辛いので自分たちから言ってます。
外向きには、「子供ない生活なんて楽してんのね!」って勝手に思われるぐらいが私にはちょうどいいのです。
ちなみに、精神的、金銭面的にもめちゃくちゃ辛いといわれる長期的な不妊治療はやっていませんので、そういう意味では決着までが早かったですね。
出会い~結婚
妻とは共通の友人から紹介されて出会った。
付き合ってから6歳年上と知ったが、付き合う前までは2~3歳年上と感じていた。 それぐらい可愛く美しい女性だった。
付き合ってから入籍までは、ちょうど1年間と早かった。 理由は色々あるけど、付き合い始めて間もなくで「この人と結婚するんだろうな」と思っていたのが大きい
そんな思いをお互いに感じているときに話し合った「子供が欲しい」という話。 年上の妻は私に気を使ってくれて「妊娠しない可能性があり、つらい思いをさせるかもしれない」 と話してくれました。
私は「そんなこと可能性の話をしていてもしょうがない」「出来なかったら出来ないでふたりで楽しもう!!」 そう言ったのを覚えています。
私が言ったことがこういう形になるとは
結婚後、特に意識しなかった半年間
とても自分たちらしく、最高に楽しかった結婚式とハネムーンを終えてから半年間。
子作りは一般的な感じでしていました。
2~3カ月では、妻がタイミング法を意識してくれていたみたいで、検温をしていました。
半年ぐらい経ってから、妻から年も年だし産婦人科に言ってみたいという話があり、私は「心配しすぎやない? ただ早いほうがいいもんね」
産婦人科に行ってみて
私も賛成したことで、夫婦として不妊治療を始めることになり、近くの産婦人科に通うことにしました。
まずは、妻側の検査をして「特に異常なし」
念のため、旦那さん側の検査をしたいのですが・・・ ってことで、私の精子も検査することに。
そこで分かったのが「無精子症」ということ。ちなみに、私は精液の中に精子が全くいなかったのです。
本当にショックでした。
ただ可能性はゼロではないということで、MDTESE(顕微鏡下精巣内精子採取術) というオペをすることになりました。生まれて初めての全身麻酔でのオペとなりました。
妻はそこまで大変な思いをしなくて良いよ。 と言ってくれたのですが、私はできることは最大限にしたいと考えた結果でした。
結果的には、精子採取は出来ませんでした。
全身麻酔から目覚めた私の前に、涙をこらえている妻の姿。 その時二人で号泣しました。個室の部屋だったし余計だったかもね。
本当につらい想いはしたけどあれがあったからこそよかった
MDTESE オペのその後
私の手術も終わり、ふたりできる限りのことはした。
あと考えたことは
- 精子ドナーを受けるのか
- 特別養子縁組 となるのか
- 離婚するのか
子供を育ている方法はふたつですが、私たちはどちらも選びませんでした。
精子ドナーは、ふたりの子供として思えなくなる可能性が高いため
養子は、何かしらの理由で家庭で育てられなくなった赤ちゃんを育てる というのは世の中のためになるし、かわいがることができるとも思ったのですが、、、 そこまで決断することができず。
子どもができないし、離婚するのか、って話を私からしたのを覚えています。
妻は子供を欲しがっていたし、いま離婚して新しい旦那さんを見つけたら妻は幸せになる可能性があったからです。
提案した瞬間にめっちゃ怒られてしまいました。本当にいつもいつも勝手な思い込みをする!! って…
「本当に愛してくれているんだな」って感じました。
そして、ふたりで生活して楽しく過ごそう と決意しました。
DINKs になった…
こうして私たち夫婦はDINKsになりました。最初から選んだわけではなく結果的にそうなりました。
そこから「二人で仲良く過ごそう」と思っていましたが、逆に距離が開いてしまって、妻が家を出ていくことまで起こってしまいました。
原因は私が家庭にいる時間割合より、会社で仕事する時間割合を増やしたからでした。
たぶん私自身逃げていたんだと思います。なんとなく家庭にいるのが嫌だったのかもしれないです。
妻から「ふたりで全然話せてないし、私の気持ちが伝わっていない」 と言われてしまいました。 本当に旦那失格ですよね。
妻の本当の気持ちに気付いたのは、家を出て行ってからです。 相変わらず情けない旦那です。
仲直りするために、急遽会社を休んで、3日後には、バリ旅行に行ってました。 これでクビになるぐらいならそれぐらいの会社なんやわ!! って思って、次の日から休んで合計11日間休みました。
ちなみに、今でも同じ会社で働いています。
バリでゆったり過ごして…
海外旅行なんてハネムーンぶりだったので、盛大に楽しんできました。
特に、行った先がバリでよかったです。行ったのは、バリ島のラグジュアリービーチリゾートの アヤナ リゾート&スパ バリ でした。
何するにしてもホテル内で楽しめる。そんな統合型リゾート
そこで出会ったホテルのクラブフロアで仲良く、テーブルゲームをしている海外の老夫婦の姿を見て、「私たちの目指す姿はこれやな」 って思いました。
バリ旅行を楽しんで、これから仲良く過ごすためのルールを作ったのでした。 ルールについては、また別記事作りたいと思っています。
正直、私も自分の身になるまで「男性側で不妊とかありえんやろ」とか思っていました。
当事者になったから言えます。
「妻を愛しているなら、さっさ産婦人科に一緒に行け!!」
そもそも、産婦人科には不妊治療に悩んでいるが多く、誰も「あいつ…もしや…とか思いませんから!!」
男性はプライド高いのも男やから知っています。
ただ「もし、あなたのせいで妻だけが辛い思いをさせているかもしれませんよ」
女性側は結婚する前に「ブライダルチェック」と言われている。将来の妊娠・出産のために検査を受ける人もいるみたいです。
もし、現在付き合っている人がいて、将来結婚を考えていて子供を欲しいと思っているなら、男性側もこのようなチェックを受けてみていいと思います。
だって、無精子症は100人に1人なんですよ。 「ありえない」なんて言えません。